へうげもの 9服

2009年7月26日 読書
山田芳裕 講談社 モーニングKC 2009/07/23

茶の湯と物欲に魂を奪われた戦国武将・古田織部。天才・信長から壮大な世界性を、茶聖・千利休から深遠な精神性を学び、「へうげもの」への道をひた走る。
利休執念の「わび」数寄革命は未完に終わった。新時代到来、織部はひたすら「へうげ」を目指す。
生か死か、武か数奇か、それがますます問題だ!!


・やっぱりすごい利休無双
・秀吉の孤独と業の深さが半端無い
・明朝体w
・朝鮮の王子様は、幽斎・清正公と並ぶ出オチキャラ
・みっちゃんツンデレ超ツンデレ
・前田利家は短い出番で全てを持っていく
・上田殿はもう引き返せない域に…

宗匠切腹の感想は、雑誌連載時に書いたので省略。でもあの回最後の仁王立ちゲヒ殿絵には「BO∞ORN☆へうげもの」のアオリがやっぱり欲しい気がする。でも次ページから暗雲が晴れて、その雲間に鳥が飛び(宗匠の年譜が書かれ)、晴天になり、そし時代が飛んで朝鮮出兵へ―という流れには、あのアオリは邪魔かも。

この巻の、この内容で、しかも表紙の色は黒!
構図も黒の代が終わって、その次の部屋(時代)に行くために襖を開けたら、待ち構えていたのはゲヒ次代の筆頭茶頭・古田織部!みたいな…。
裏表紙のいつもは外国語のあらすじは、関西弁?宗匠介錯後のあの見開きが一枚絵になっていて、何だかよくわかんないけど溜息出た。 

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