町でうわさの天狗の子 4巻

岩本ナオ 小学館 フラワーコミックスアルファ 2009/06/10

幼なじみの瞬ちゃんが、しばらく京都に修行に行ってしまうことを知った秋姫。ちょっぴり心細い秋姫だけど、瞬ちゃんに心配をかけないよう、ひとりでも大丈夫な姿を見せようと心がける。でも、人はそんなに急に変われるはずもなくて…。そんなある日、タケル君から、もっともっとショックな言葉を聞かされてしまい――!?

両親に紹介された直後に別れ話って、そりゃあねえよタケル君！
やっぱり秋姫の怪力や、瞬ちゃんの秋姫に対する常に的確なフォローに、「俺、彼氏として必要じゃないじゃん」と思ってしまったのだろうか。まあ、秋姫も最終的にはいつも「瞬ちゃん」だもんねえ…あの絶対的な信頼の深さは長い付き合いの幼なじみのふたり(乳きょうだいでもあるのか)ではならでで、傍に居てそれを見ていたらタケル君も空しくなっても仕様が無いかも。
落ち込む秋姫への金ちゃんたちの励ましがいい。皆いい子だ。青春だ。

八郎坊がついに人型に！天然マッチョナイスガイ可愛いです。
それにしても人間Ver.三郎坊の色っぽさは異常。
女狐が人間の男と恋に落ちるのは異類婚姻譚では定番だけど（『葛の葉狐』みたいに）、この話では逆。三郎坊と赤沢ちゃんが行末はどうなるのか、何気に楽しみにしてます。