李学仁, 王欣太 講談社 モーニングKC 1997/04
蔡邕がとってもマッド文人チックで嫌いじゃありません。文姫は出るのかな。
少年孔明が何気なくちょろちょろ出てきました。俗気のない仙童のような雰囲気。
一目惚れの際の描写が、顔中に青筋立てるとか普通だったら有り得ないのに、蒼天呂布なら納得できる不思議。個人的にはその後の赤兎馬とのガチンコどつきあいが好きだ。
貂蝉が鈴のついた首輪をつけているのは、『妃として』飼われているから?ペットなのか。
そして王允・呂布・貂蝉の謀によって董卓暗殺。死に際の言葉は「およそ天下の悉くを自らの手に有し天下の悉くを意のままにふるまい 欲望・快楽を極め尽す!贅の限りを尽くし善悪さだかならぬ果てに届いてこそ尊貴な王となるのだ!」「我はその王の姿をかいま見たに過ぎぬ!!」なんというChaos属性な破壊神。蒼天董卓の望みは、この台詞に凝縮されてると思います。
相変わらず劉備は公孫サン傘下の客将。劉備はこのごろつきにちょっと毛が生えた状態から蜀漢興すかと思うと、やっぱりこの人も破格の人なのだと思う。この時期に劉備よりも大勢力だったのに滅んでいった群雄の皆さんいっぱい居るしね。 生き残るのも才能のうち。
後の蜀の五虎将軍のひとり、趙雲登場。すごく…きれいな武人です…。袁紹軍の陣から単騎で公孫サンの陣に向う際の「ここをどこだと思ってやがる!」「戦場だと心得ております」という遣り取り、地元冀州の人間ほぼ全てが袁紹についたのに何故一人わざわざ自分についたのかと公孫サンに問われたときの「あなたの方がましに思えたからです」という何の衒いも無い反応を見ると、多分ものすごくクソ真面目な人っぽい。しかも敬語キャラ。
袞州牧になった曹操は領土でなく民を基本とする国を創るという考えの基に黄巾残党である青州兵を吸収。典韋・程昱が幕下に。
悪名高い徐州大虐殺フラグが立ちまくったところで以下次巻。なのだけど、この蒼天曹操が歴史に名高い(しかも悪名)徐州侵攻を決意した理由がよくわからない。多分、『略奪を目的にした殺戮以外に戦を知らぬ』青州兵を吸収したこと、凶報が飛び込む直前の「奸雄がお前の宿命だとでも言うのか!?」「宿命であれ奸雄であれ俺はすべてを引き受けるよ」という惇兄との会話が読み解く鍵になっている気はするけど…とりあえず父の惨殺に対する報仇ではないことは確か。
「世に無法あらばそれを殲滅し、世が無法ならばそこに法をつくる!」とも言っているので、「無法」が罷り通ってしまう徐州をいっぺん殲滅して、法がきちんと施行されるような徐州を新たに作る、ということなのか。それにしたって評判はストップ安だし、陳宮らに謀叛を起こされて袞州が取られるんじゃ、あまりにもハイリスクローリターンじゃないか…?
魔王・董卓の死によってさらに加速する大乱世。曹操孟徳は、袞州の地で再び勢いを盛り返し猛り狂う青州黄巾党の大軍団と対峙していた。曹操の完璧な篭城の前に窮する黄巾党の長老達。その時、曹操は驚天動地の宣言を発する。“青州黄巾党のすべてを曹操孟徳の民とする”と。
蔡邕がとってもマッド文人チックで嫌いじゃありません。文姫は出るのかな。
少年孔明が何気なくちょろちょろ出てきました。俗気のない仙童のような雰囲気。
一目惚れの際の描写が、顔中に青筋立てるとか普通だったら有り得ないのに、蒼天呂布なら納得できる不思議。個人的にはその後の赤兎馬とのガチンコどつきあいが好きだ。
貂蝉が鈴のついた首輪をつけているのは、『妃として』飼われているから?ペットなのか。
そして王允・呂布・貂蝉の謀によって董卓暗殺。死に際の言葉は「およそ天下の悉くを自らの手に有し天下の悉くを意のままにふるまい 欲望・快楽を極め尽す!贅の限りを尽くし善悪さだかならぬ果てに届いてこそ尊貴な王となるのだ!」「我はその王の姿をかいま見たに過ぎぬ!!」なんというChaos属性な破壊神。蒼天董卓の望みは、この台詞に凝縮されてると思います。
相変わらず劉備は公孫サン傘下の客将。劉備はこのごろつきにちょっと毛が生えた状態から蜀漢興すかと思うと、やっぱりこの人も破格の人なのだと思う。この時期に劉備よりも大勢力だったのに滅んでいった群雄の皆さんいっぱい居るしね。 生き残るのも才能のうち。
後の蜀の五虎将軍のひとり、趙雲登場。すごく…きれいな武人です…。袁紹軍の陣から単騎で公孫サンの陣に向う際の「ここをどこだと思ってやがる!」「戦場だと心得ております」という遣り取り、地元冀州の人間ほぼ全てが袁紹についたのに何故一人わざわざ自分についたのかと公孫サンに問われたときの「あなたの方がましに思えたからです」という何の衒いも無い反応を見ると、多分ものすごくクソ真面目な人っぽい。しかも敬語キャラ。
袞州牧になった曹操は領土でなく民を基本とする国を創るという考えの基に黄巾残党である青州兵を吸収。典韋・程昱が幕下に。
悪名高い徐州大虐殺フラグが立ちまくったところで以下次巻。なのだけど、この蒼天曹操が歴史に名高い(しかも悪名)徐州侵攻を決意した理由がよくわからない。多分、『略奪を目的にした殺戮以外に戦を知らぬ』青州兵を吸収したこと、凶報が飛び込む直前の「奸雄がお前の宿命だとでも言うのか!?」「宿命であれ奸雄であれ俺はすべてを引き受けるよ」という惇兄との会話が読み解く鍵になっている気はするけど…とりあえず父の惨殺に対する報仇ではないことは確か。
「世に無法あらばそれを殲滅し、世が無法ならばそこに法をつくる!」とも言っているので、「無法」が罷り通ってしまう徐州をいっぺん殲滅して、法がきちんと施行されるような徐州を新たに作る、ということなのか。それにしたって評判はストップ安だし、陳宮らに謀叛を起こされて袞州が取られるんじゃ、あまりにもハイリスクローリターンじゃないか…?
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