ネタばれ あるよ。
宗匠はどこまでも、茶人で、そして古田織部の師でありました。
不肖の弟子、しかし次代を託すに値すると見込んだ弟子を最期の最期まで諭し、導いた。即ち織部の本質は、どんなに切羽詰った状況下でも「必死」の中に可笑しさを見つけられることのできる「へうげもの」であると。
茶杓「泪」を差し出す直前の宗匠の慈愛に満ちた笑顔と言葉、それを見、聞いた、織部の表情の変化はもうね…読んでるこっちも織部とおんなじ顔をしてたんじゃないかと。あの宗匠の本心も悟って、宗匠から愛されているのも悟って、本当にこれでお別れなんだ、しかも自分が宗匠を殺さなきゃいけないんだ、っていう泣き顔を、前回の激怒していたホヒョン殿に見せてやりたい…。
介錯後の4P見開きは、雷が止み雨が止んで千利休の「黒」の時代が終わり、雲間から光が射して新たな古田織部の時代が始まったことを感じさせる見開きでした。台詞はもとより、人物の表情を一切見せていないのに、この静謐さと迫力は凄い。
最後のページ、泣いて泣いて泣きまくったであろう織部の赤く腫らした目元と鼻の頭にぐっと来たけど、穏やかな顔の宗匠の首で涙、いや泪。敢えて師殺しの業を背負ったことで、ここで漸く「へうげもの」が生まれたのだな。
…しかし利休切腹でここまで盛り上がらせておいて、肝心の主人公・古田織部の最期はどう見せてくれるのか…。いきなり次回関が原とかになったりしないですよね?朝鮮出兵のための取材もされてたし。
こりゃあ立ち読みじゃ申し訳ないなと生まれて初めてモーニング本誌購入。
毎回表紙と最後のページに入るアオリと言い、“前回までのあらすじ”の文章といい、へうげ十作プレゼントの応募に関する文章といい、『へうげもの』の担当さんはとてもいい仕事をされる方だと思います。
宗匠はどこまでも、茶人で、そして古田織部の師でありました。
不肖の弟子、しかし次代を託すに値すると見込んだ弟子を最期の最期まで諭し、導いた。即ち織部の本質は、どんなに切羽詰った状況下でも「必死」の中に可笑しさを見つけられることのできる「へうげもの」であると。
茶杓「泪」を差し出す直前の宗匠の慈愛に満ちた笑顔と言葉、それを見、聞いた、織部の表情の変化はもうね…読んでるこっちも織部とおんなじ顔をしてたんじゃないかと。あの宗匠の本心も悟って、宗匠から愛されているのも悟って、本当にこれでお別れなんだ、しかも自分が宗匠を殺さなきゃいけないんだ、っていう泣き顔を、前回の激怒していたホヒョン殿に見せてやりたい…。
介錯後の4P見開きは、雷が止み雨が止んで千利休の「黒」の時代が終わり、雲間から光が射して新たな古田織部の時代が始まったことを感じさせる見開きでした。台詞はもとより、人物の表情を一切見せていないのに、この静謐さと迫力は凄い。
最後のページ、泣いて泣いて泣きまくったであろう織部の赤く腫らした目元と鼻の頭にぐっと来たけど、穏やかな顔の宗匠の首で涙、いや泪。敢えて師殺しの業を背負ったことで、ここで漸く「へうげもの」が生まれたのだな。
…しかし利休切腹でここまで盛り上がらせておいて、肝心の主人公・古田織部の最期はどう見せてくれるのか…。いきなり次回関が原とかになったりしないですよね?朝鮮出兵のための取材もされてたし。
こりゃあ立ち読みじゃ申し訳ないなと生まれて初めてモーニング本誌購入。
毎回表紙と最後のページに入るアオリと言い、“前回までのあらすじ”の文章といい、へうげ十作プレゼントの応募に関する文章といい、『へうげもの』の担当さんはとてもいい仕事をされる方だと思います。
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