へうげもの 8服

2009年2月24日 読書
山田芳裕 講談社 モーニングKC 2009/02/23

愛弟子・山上宗二の恨み晴らさでおくべきか
秀吉への復讐、そしてわび数奇革命成就に燃える利休
美濃の糞ガキ原案・新作染付茶碗で数奇の天下を奪れ
伊達政宗上洛に乗じ、白昼堂々、一大パフォーマンスに挑む織部
1591年・利休自刃のXデー前夜、男たちの「下剋上」は終わらない


物語は利休自刃までの道筋を息が詰るような緊張感でひたひたと進んでいますが…

「よし心得た 床を敷け」
「糞苦げぇあああ!!!」「死ねェ蒲生!!茶で死ねエ!!!」
「死に水ならぬ死に茶を遣わす!!」「鋭っ!!!」

以上の場面のインパクトがどうしても強くて…強すぎて…。築城中のシャドウボクシングちょっちゅね清正公もなかなかアレでしたが。伸びをした虎の顔が可愛いかった。
特に蒲生殿は利休の高弟の中では唯一まともな常識人だと信じてたのに…っ!Dとのいざこざの顛末は、どう見ても子供のケンカです。

前回、前々回のモーニング本誌掲載分を読んでいると、数寄の天下を獲るためには先達を葬り去る以外にはないのかと苦悶し、作陶に打ち込んでみるものの、宗匠に諭されて自分は中身が無かったのだと煩悶するゲヒ殿がせつな過ぎる…。

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