そろそろくる

2009年2月5日 読書
中島たい子 集英社 2006/03

三十歳を過ぎたイラストレーターの私。仕事もちょっとうまくいかないが、「そろそろくる」ころ、むきかけのゆで玉子を流しに叩きつけたり、呼吸困難におちいりながら泣きじゃくったり、嗚咽しながら冷蔵庫を開けたり閉めたり…。ひょんなことから彼になった友人の弟と、この不快さの原因を調べながら折り合っていく。癇癪、イライラ、過食、最悪だわ…原因はPMS?そして恋のゆくえは。話題になった『漢方小説』の著者が描く体と恋。


所詮、人間なんて脳下垂体から分泌されるホルモンに踊らされる存在でしかないのね~、とはかなくなったり。でも、はかなんでいたって益はないですよねー、色々折り合いつけて毎日生きてかなきゃいけないんだから、って話でした。
表紙が割に妖しくもどろどろした感じなのに、中身はほんとに「普通」で、そんな「普通」がいい感じ。

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