江平洋巳 小学館 フラワーコミックスアルファ 2008/12/10

中宮(ちゅうぐう)・彰子(しょうし)に仕える和泉式部(いずみしきぶ)は、中宮にせがまれ、かつて第三親王・弾正宮(だんじょうのみや)と身分違いの恋に落ちた日のことを物語っていた。和泉式部がまだその名を持たず、許子(もとこ)と呼ばれていたころ、時の権力を握る藤原家の関白が相次いで亡くなり、弾正宮は激しい権力争いの波に巻き込まれていた。一方、許子は弾正宮への恋心を断ち、まだ見ぬ男と結婚することに決めるが――。


紫式部との関係がとても百合っぽいです。
1巻でちらりと出てきた清少納言は回想シーンで現役バリバリの女房として登場。定子さまがこれまたしみじみと美しい。「香爐峯の雪」の場面は、枕草子に出てくる、清少納言と定子様の教養の深さと当意即妙な機知を顕すエピソードでは定番中の定番ですが、それだけに出てくると「キタキタキター!!」という気分にもなりますな。
どうやら箱入りな深窓の姫君というだけではなさそうな彰子さまの心の闇がどう描かれるかが、結構楽しみ。道長死後の御堂関白家の屋台骨支えたのは実質この人だしね。

うっかり買い忘れていたら、なかなか書店で見つからなくて参りました。

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