沼地のある森を抜けて
2008年12月6日 読書
梨木香歩 新潮社 新潮文庫 2008/11/27
文庫化したので購入。単行本発売時に初読。
新潮社は梨木作品をさくさく文庫化してくれるので、文庫派としては嬉しい限り。
酵母だとかミクロフローラだとか内生菌だとか専門用語が文系人間にはハードルが高いですが、この物語ではそういったことはあまり重要ではないのでしょう…きっと。多分。おそらく。
単行本のときに「『からくりからくさ』の姉妹作云々」というコピーがついていて「…どのへんが?」とはてな?と思った記憶があるんですが、巻末の解説を読んだらなんとなく納得。
はじまりは、「ぬかどこ」だった。先祖伝来のぬか床が、うめくのだ―「ぬかどこ」に由来する奇妙な出来事に導かれ、久美は故郷の島、森の沼地へと進み入る。そこで何が起きたのか。濃厚な緑の気息。厚い苔に覆われ寄生植物が繁茂する生命みなぎる森。久美が感じた命の秘密とは。光のように生まれ来る、すべての命に仕込まれた可能性への夢。連綿と続く命の繋がりを伝える長編小説。
文庫化したので購入。単行本発売時に初読。
新潮社は梨木作品をさくさく文庫化してくれるので、文庫派としては嬉しい限り。
酵母だとかミクロフローラだとか内生菌だとか専門用語が文系人間にはハードルが高いですが、この物語ではそういったことはあまり重要ではないのでしょう…きっと。多分。おそらく。
単行本のときに「『からくりからくさ』の姉妹作云々」というコピーがついていて「…どのへんが?」とはてな?と思った記憶があるんですが、巻末の解説を読んだらなんとなく納得。
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