成田良悟 アスキー・メディアワークス  電撃文庫 2008/11/10

戌VS狗、再び! 渾身の越佐大橋シリーズ短編集、登場!
 血塗れの鉄パイプを持った少女が、眠たげな瞳を揺らめかせ──ただ、語る。
「島、今日も銃声が響いてる。いつもどおり。人、死ぬ。いつもどおり。犬と犬、戌井と狗木さん、殺し合う。いつもどおり。東区画のボス、変態。いつもどおり。昼寝仲間の殺人鬼、東区画の猫と刀使い、麗鳳兄さん、探偵の可愛くない弟、みんな、恋に不器用。いつもどおり。島、酷く混乱してる。……いつもどおり。
 結局、いつもどおり。島、今日もいつもどおり。ただそれだけ。だから私、いつもどおり、可愛い子、たくさん抱きしめる。ギュウ。暖かい。ぽかぽか。……眠い。寝るぅ。むにゅ……Zzz……」


あとがきまで読んでの感想は「え?…続くの?」。
越佐大橋シリーズの中で今回のが一番面白かったから続くのは嬉しいが、いい加減「もうやめて!成田のライフは(略)」な状態じゃないかと。8月に『ヴぁんぷ!』出して、1月には『バッカーノ!』の新刊出るし、去年からDSとかDVDの特典小説とか、電撃コラボとかずっと働きづめ…体調大丈夫?
話自体の感想は麗鳳兄さんが実にいいツンデレでした。護衛部隊の円周率講座を目から鱗な気分で読んだ自分駄目文系人間。“正義の味方”のあたりは、我が身を振り返りつつ「アイタタタタ」な気分で読みました。

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